NY不動産物語13. 意外なようで意外でない。

週末さんざん待ってやっときた彼らからのメールの内容はこう:

残念な事に私たちはまだ家を買うにあたって色んな準備が出来ていないという事がわかりました。よって、あなた達の家を購入するというオファーは出せません。家、売るの頑張ってください。

ガクッ。

なんだよ、散々期待させておいてー!と思ったりもしたけど、この結果に対してはなんとなく最初に
「まだ家探しを始めたばかりですが...」と聞いた時点でうまくいかないのじゃないかって気もした。だって家を購入するって大きな決断だから、いくら私たちの家を気に入ったからってやっぱり他の物件も見た上で決めたいだろうし。

結果として、3組の夫婦に家を見せたけれど話は成立せずに終わり、やっぱり不動産会社を通せずに家を売るというのは難しいという事を学んだ。不動産会社を通さないとコストが削減できるという点で、両者が駆け引きをする形になるし、ましてや相手が親しい知り合いでなくても、私たちのケースのように『知り合いの知り合い』を相手に弁護士やら色々使って話を進めるのは人間関係の事も考えないといけないし。

ということで、ついに私たちは不動産会社に連絡する事にした。

つづく。
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# by ayanewyork | 2012-02-05 00:00 | NY&Brooklyn

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NY不動産物語12. 待ち遠しい結果

今週末までにオファーを出せるって、マジ?そんな簡単に話が進んでいいのかしら?と私たちは半信半疑になった。その一方で相手側は弁護士やら銀行を相手に手続きを進め、もう一度今度は親達と一緒にアパートを見たいとい言うので私はまた一生懸命片付けたわよ。

そしてアパートを見終わった時点で連絡があり、

「今週末に連絡します。」

と。

土曜日。朝から私とジェッシーは彼らからのメールをひたすら待った。でも土曜日は結局何の連絡もなし。まあ明日には連絡くるだろう、と言い聞かせたけど、大事な連絡を待つ時ほど落ち着かない事はない。

日曜も朝起きてすぐにメールチェック。私たちが寝ている間にメールが来てるかも、とね。でもまだ連絡なし。そしてお昼が過ぎ、夕方が来て、夜、11時をまわった時点でも連絡がこない!!

なにーーー?!

そして月曜の朝、やっとメールが届いた。

つづく。
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# by ayanewyork | 2012-02-04 00:00 | NY&Brooklyn

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NY不動産物語11. One Last Chance

もう、話が色んな方向へコロコロと展開し、たった数週間の出来事なのに、なんだか波瀾万丈な人生を送ってる気分になってきた私たち。でも不動産会社を通さずなんとか売るためには!と希望を託し、上に住む彼女のお友達夫婦に家を見せる事になった。

今度の夫婦は、前回の夫婦と違って30分以上時間が経ったところで、「今僕たち見終わりました。」と連絡がきて、お?これはいいサインかも?なんて思ったのだけど。

でも彼ら、こんな言い方しては申し訳ないのだけど、礼儀は正しいけど本当に家買えるのかしら?って感じだったのね。旦那さんは名刺をくれたので早速彼の経営している、という会社のウェブサイトに行ってみたら、ただの政治に関する彼の意見が書かれているようなブログだったし。

うちのビルは、住居の私たち皆フレンドリーだけれど、入居審査は"悪名高いNYのCo-Op"並みに厳しい。特に今アメリカは不景気なので、入居許可はそう簡単におりない。

だからいざ買うって言ってくれてもまた却下されるんじゃないかしら?なんて心配していたのだけど、彼らの名前をググってみたら、彼らの結婚の告知がなんとNY Timesに載っていたではないか。

まずNY Timesに結婚の告知されるっていう事自体すごい事なのだけど、記事を読むと旦那さんはハーバード大学を最優秀成績者として卒業していて、以前はヒラリー・クリントンの下でインターンをしていたらしい。奥さんも助産師さんなのだけど、コロンビア大学の大学院を出ている。そして彼ら両方の親もかなりの成功者だという事が判明。

全くそういう風には見えなくて、人は見かけで判断するものじゃない、と思ったね。そして私たち一般庶民の余計な心配は一気に消え去り、更に旦那さんからこんなメールが来た:

「僕たちは家探しを実際にまだ初めたばかりですが、家を見てすごく気に入りました。でも住宅ローンの事など調べないといけない事があるので、恐らく今週末にはオファーを出せると思います。」

なにー?!!

つづく。
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# by ayanewyork | 2012-02-03 00:00 | NY&Brooklyn

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NY不動産物語10. 予期せぬ事

我が家が持つ家はCo-opと言われるスタイルで、どういう事かというと:

管理組合(普通は株式会社の形態をとる)が建物全体を所有し、Co-Opを購入する人は、その株式会社の株主となり、そして建物のテナントとなる。不動産の権利証書(Deed)には、株式会社の名称が記載され、個々の株主の名前は記載されない。個々の株主が受け取るのは、株券、または、会員証書。

という定義なのだけど、要するにビルの所有権を共用するので、他のテナントにもこういった事はきちんと報告しないといけないのだ。NYに住んでいる人はよく聞く話だけどCo-Opは実は厄介な事が多いのが事実。入居するにあたっても厳しく審査が行われるし、やたらとルールが多い。それでもうちは4世帯しかないCo-Opなので運営するのもかなりカジュアルにやってるし、皆仲良くやっているから、たぶんうちの上の人が我が家を購入するというのも問題ないだろう、と考えていた。

が、なんと却下された!

理由はこう:

私たちのビルはたった4世帯のビルであり、そのうち彼女が2世帯持つとなると、彼女が50%の株主となり、残りの2世帯にとって、いつか売りに出すと決めた時不利な状態となる。そして彼女がオファーしている現金での金額は市場価値をかなり下回っている値段であり、それもまた残りの2世帯を売り出す時に不利になる。また彼女が将来うちの家とぶち抜いて工事するとなるとき、建築基準法やその他今の段階ではわからない新たな問題が生じる可能性がある。

という事でまたまた残念な結果になった。だけど却下される理由は最も論理的だし私たちも理解できる事なのでしょうがないね、って話になった。

でもここで話は終わらず、上に住む彼女、

「私の知り合いでもう1夫妻、家を探してる人がいるのよ。彼らに連絡するわ!」

と言ってきた。

つづく。
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# by ayanewyork | 2012-02-02 00:00 | NY&Brooklyn

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NY不動産物語9. 慎重に。

えー!!嬉しい!上に住む人が我が家を買ってくれるとなると、色々な面倒くさい手続きがものすごく楽になるのが嬉しい。

さて。肝心の家の値段だけれども。我が家はいくらくらいで売りに出すつもりというのを彼女には伝えた。そして彼女から返事が返ってきたのは3日後ほど。きっと彼女もフィナンシャル プランナーまたは弁護士に相談に行ったのでしょう。

そして彼女が買うと言ってきた金額は私たちが考えてる値段より10%も下げてきた。これはきっと不動産会社を通したらかかるであろう手数料の額やその他もろもろを差し引いて考えた値段だと私たちは理解できたのだけど、10%引き下げは痛い。ただし、とっても魅力的なのは、彼女は現金で買う、と申し出ている所。現金はリスクがないからね。

でも交渉しなきゃ、という事で私たちは彼女にもう少し出してもらえないか相談した。上にすでに住んでる住民に家を現金で購入してもらえるという事は私たちにとって、すごい有利だけれど彼女にとっても有利である事を強調して。彼女は次の家を探すという労力と時間が一切いらない、引っ越しにかかるコストもない、など。

この交渉のメールひとつ打つのにも、まずJesseがドラフトを書き、私が要チェック。メールのやりとりは証拠に残るし、(証拠に残るからこそ交渉はメールでやりとりしないといけないのだけど。)アメリカはすぐに誰もが訴える国なので、こういった不動産が絡んでくるような交渉のメールは尚更慎重にならないといけないしね。そして色々編集をした後、彼女にメールを出した。

一方で私たちの住むビルのCoop Board(管理組合)にも、上に住んでる彼女が我が家を買おうとしている、という報告をした。

そしたら...

つづく。
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# by ayanewyork | 2012-02-01 00:00 | NY&Brooklyn

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