NY不動産物語11. One Last Chance

もう、話が色んな方向へコロコロと展開し、たった数週間の出来事なのに、なんだか波瀾万丈な人生を送ってる気分になってきた私たち。でも不動産会社を通さずなんとか売るためには!と希望を託し、上に住む彼女のお友達夫婦に家を見せる事になった。

今度の夫婦は、前回の夫婦と違って30分以上時間が経ったところで、「今僕たち見終わりました。」と連絡がきて、お?これはいいサインかも?なんて思ったのだけど。

でも彼ら、こんな言い方しては申し訳ないのだけど、礼儀は正しいけど本当に家買えるのかしら?って感じだったのね。旦那さんは名刺をくれたので早速彼の経営している、という会社のウェブサイトに行ってみたら、ただの政治に関する彼の意見が書かれているようなブログだったし。

うちのビルは、住居の私たち皆フレンドリーだけれど、入居審査は"悪名高いNYのCo-Op"並みに厳しい。特に今アメリカは不景気なので、入居許可はそう簡単におりない。

だからいざ買うって言ってくれてもまた却下されるんじゃないかしら?なんて心配していたのだけど、彼らの名前をググってみたら、彼らの結婚の告知がなんとNY Timesに載っていたではないか。

まずNY Timesに結婚の告知されるっていう事自体すごい事なのだけど、記事を読むと旦那さんはハーバード大学を最優秀成績者として卒業していて、以前はヒラリー・クリントンの下でインターンをしていたらしい。奥さんも助産師さんなのだけど、コロンビア大学の大学院を出ている。そして彼ら両方の親もかなりの成功者だという事が判明。

全くそういう風には見えなくて、人は見かけで判断するものじゃない、と思ったね。そして私たち一般庶民の余計な心配は一気に消え去り、更に旦那さんからこんなメールが来た:

「僕たちは家探しを実際にまだ初めたばかりですが、家を見てすごく気に入りました。でも住宅ローンの事など調べないといけない事があるので、恐らく今週末にはオファーを出せると思います。」

なにー?!!

つづく。
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by ayanewyork | 2012-02-03 00:00 | NY&Brooklyn

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