NY不動産物語10. 予期せぬ事

我が家が持つ家はCo-opと言われるスタイルで、どういう事かというと:

管理組合(普通は株式会社の形態をとる)が建物全体を所有し、Co-Opを購入する人は、その株式会社の株主となり、そして建物のテナントとなる。不動産の権利証書(Deed)には、株式会社の名称が記載され、個々の株主の名前は記載されない。個々の株主が受け取るのは、株券、または、会員証書。

という定義なのだけど、要するにビルの所有権を共用するので、他のテナントにもこういった事はきちんと報告しないといけないのだ。NYに住んでいる人はよく聞く話だけどCo-Opは実は厄介な事が多いのが事実。入居するにあたっても厳しく審査が行われるし、やたらとルールが多い。それでもうちは4世帯しかないCo-Opなので運営するのもかなりカジュアルにやってるし、皆仲良くやっているから、たぶんうちの上の人が我が家を購入するというのも問題ないだろう、と考えていた。

が、なんと却下された!

理由はこう:

私たちのビルはたった4世帯のビルであり、そのうち彼女が2世帯持つとなると、彼女が50%の株主となり、残りの2世帯にとって、いつか売りに出すと決めた時不利な状態となる。そして彼女がオファーしている現金での金額は市場価値をかなり下回っている値段であり、それもまた残りの2世帯を売り出す時に不利になる。また彼女が将来うちの家とぶち抜いて工事するとなるとき、建築基準法やその他今の段階ではわからない新たな問題が生じる可能性がある。

という事でまたまた残念な結果になった。だけど却下される理由は最も論理的だし私たちも理解できる事なのでしょうがないね、って話になった。

でもここで話は終わらず、上に住む彼女、

「私の知り合いでもう1夫妻、家を探してる人がいるのよ。彼らに連絡するわ!」

と言ってきた。

つづく。
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by ayanewyork | 2012-02-02 00:00 | NY&Brooklyn

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