NY不動産物語1. 学区

これからはしばらくこのブログにて、NYの不動産事情を綴って行きますので悪しからず。

日本に住んでいる妹が家探しをしていた時、
「この物件だと南西向き」だの、
「この物件だと東向きだけど駅から歩いて4分」
「この物件は家賃安いけど築5年」
と言っているのを横で聞いていて、

あ〜日本とNY(アメリカ)の不動産事情って違うな〜とつくづく思ったのだけど、じゃぁ何処がどう違うかというと?

日本は皆さん電車に頼っているので、家が駅から近いというのは大切なポイントだと思うし、またお洗濯を外で干す習慣があるので家の方角も大切でしょう。更に日本では土地は別として、特に家は減価償却するものと考えられるので新築であるというのもポイント高いでしょう。

しかし!アメリカはNYなんかの大都市以外はほとんどが車社会だから「駅から歩いて何分」でなく
「車で何分」という世界であり、洗濯物も乾燥機で乾かすから家がどの方向を向いてるのかも日本のように重要視されない。

最も重要なのは『学区』!!

どういう事かというと、その家のエリアの公立の学校の質によって家の価値が決まり、全く同じ家でも良い学区とされている場所と、そうでない学区とされてる場所にあるのでは、それが例え歩いてたった3分しか違わなくても、家の価値の差はものすごい出るのがアメリカの不動産の特徴。

これについては、日本で育った私にとっては最初なかなか理解出来なかった点。なんで皆声揃えて学区、学区っていうのか分からなくって。だって日本の公立学校なんて中学まではどの学校行ったって他の学校と大して変わらないでしょう?

じゃぁ良い学校の定義とは何かっていうと、それは人それぞれ違うと思うのだけど、親達がチェックする点はその学校の生徒が受けるテストの平均点、カリキュラム、PTAがいかにアクティブか、などの点。

そして良い学校には、「子供に良い教育を与えたい」と思う教育熱心な親が集まる。そういった親達はどんな親達かというと、彼らも高学歴の人が多い。そして高学歴の彼らはどんな仕事についているかといったら医者、弁護士、金融関係、などに勤めていて稼いでる金額も学歴に比例して高い。そしてそんな彼らが良い学校の周りに住むから家賃や家の物価も平行してあがる、という仕組みになっているのね。

この学区による差っていうのは本当にすごく大きくて、私がアメリカという国の特徴として最も嫌いな部分。それによって目に見えない人種差別やら階級の違いが生まれるから。しかも自分もこのわけわからん学区に左右されてしまうのがなんともやるせない思いになるのよね...
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by ayanewyork | 2012-01-24 07:09 | NY&Brooklyn

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